コーヒーを淹れるとき、どんなドリッパーを使っていますか?実は、ドリッパーの形によって、同じコーヒー豆でも味わいが大きく変わることをご存知でしょうか。自分好みの一杯を追求するなら、ドリッパー選びも重要なポイントです。
この記事では代表的なドリッパーの種類と、それぞれが生み出す味わいの特徴を紹介します。読み終わる頃にはあなたのお気に入りのドリッパーがきっと見つかるはずです。
ドリッパーの種類による違いとは?
ドリッパーにはさまざまな形やタイプがありますが、これらの違いがコーヒーの抽出方法や味にどのように影響を与えるのでしょうか?一般的に、ドリッパーは以下の5つに大別されます。
- 円錐型
- 扇形
- 平底型
- 浸漬式
- 加圧式
これらの形状や構造によって、抽出のスピードやお湯の流れが変わり、味わいのバランスに大きな影響を与えます。前提として、どんなドリッパーも適切に使えば、美味しく抽出できますのでご安心ください。
次に、それぞれのドリッパーの特徴を見ていきましょう。
円錐型ドリッパー
円錐型ドリッパーは大きな1つ穴が特徴で、抽出スピードを自分でコントロールしやすいドリッパーです。お湯の注ぎ方次第で、コーヒーの味わいを自由に調整できるのが魅力です。自分好みの一杯を追求したい人におすすめですが、抽出のコントロールが少し難しいため、少し経験が必要です。
代表的なドリッパー
・HARIO V60
・CAFEC フラワードリッパー
・CAFEC Deep27ドリッパー
・ORIGAMIドリッパー
・KONOドリッパー など
大きな一つ穴なので注ぐスピード次第で自由な味わい作りが可能なのが特徴。
扇形ドリッパー
扇形ドリッパーは小さな穴が特徴で、安定した抽出が可能です。お湯の流れが一定なので、コーヒーの味がぶれにくいのがメリット。
ただし、スピードがやや遅めの傾向があり、雑味が出ることがあるため、豆や注ぐお湯の量に注意が必要です。
代表的なドリッパー
・CAFEC 扇形ドリッパー
・Kalita ロトドリッパー など
平底型ドリッパー
平底型のドリッパーは、コーヒーの粉が均等にお湯に接触するため、スッキリとした味わいが特徴です。
特に、豆の膨らみが目で見えるため、抽出過程を楽しみながら淹れることができます。
また、ペーパーの形状もウェーブがかかっているのが特徴的で、お湯の抜けが良く、クリアな味わいが生まれます。
代表的なドリッパー
・Kalita ウェーブドリッパー
・TIMEMORE B75ドリッパー
浸漬式ドリッパー
浸漬式ドリッパーは、お湯を注いで待つだけで、簡単にコーヒーを淹れることができます。誰が淹れても同じような味に仕上がるため、初心者の方にもおすすめのタイプです。
しかし、深煎りの豆を使用すると雑味が出やすくなることがあります。
代表的なドリッパー
・クレバードリッパー
・HARIO スイッチ
加圧式ドリッパー
加圧式ドリッパーは、短時間でコーヒーを抽出できるのが特徴です。お湯を注いで、一定のペースで押すのみで操作が少なく、短時間でコーヒーを抽出することができます。
エアロプレスの場合は、専用のアタッチメントを使用するとエスプレッソ風に濃厚に抽出することも可能です。
代表的なドリッパー
・エアロプレス
・フレンチプレス など
結論:気に入った器具が1番
ドリッパーの選び方一つで、コーヒーの味わいは大きく変わります。自分好みの一杯を追求するためには、ドリッパーごとの特徴を理解し、目的や好みに応じて使い分けることが大切です。
味わいも大切ですが、何より見た目も含めて気に入った器具が一番だと思います。自分が持っていて、テンションが上がる、コーヒーを楽しむことができる器具をまずは揃えてみるのも良いと思います。
お好みのドリッパーを試して、自分にとって最高の味わいを見つけてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ドリッパーの選び方で迷われた時はいつでもお気軽に聞いてくださいね。